FXに魅かれた理由（わけ）

自動取引の魅力

では、なぜ私はFXに興味を持ったのか。それは、自動取引ができるからである。 寝ている間にもお金が増える可能性がある。夢のようだが、FXの世界では夢と現実の境界線はとても薄い。

初めてのFX口座

最初に作ったFX口座は今は亡きgemforex。ミラートレードによる運用だ。これは業者が提供する自動取引プログラムの取引情報に従って自分も取引するもので、コピートレードとも呼ばれる。 他人の成功にただ乗りできるなんて、素晴らしいアイデアだと思った。

乏しい知識での船出

当時の私が持っていたFXの知識は、３つくらいだ。

1. 買ってから価格が上がれば儲かる。
2. 売ってから価格が下がれば儲かる。
3. gemforexはレバレッジが1000倍。

この3つの知識で、自分を金融の達人だと思い込んでいた。今思えば、まさに「無知の知」というやつだ。

無謀な最初の一歩

恐ろしいことに、ポジションすら分からない状況で15万円の元手をミラートレードに突っ込んだ。 ポジション？それって、ヨガのポーズみたいなもの？そんな程度の理解で、大金（当時の私にとっては）を投資したのだ。

ストラテジー選びの迷走

ミラートレードを実行する元のプログラムをストラテジーと呼ぶ。儲かってそうなストラテジーを探す。本来ならさまざまな指標から判断するのだが、何も分からない。 っつーか、指標って何？？？

なので「利益の高いストラテジー」で検索して、グラフが一番すごいやつを選んだ。倍率は標準が１倍らしいが、高い方が儲かるのだろうと、迷わず１０倍をセット。 😱😱😱😱 もしもタイムリープができたなら、当時の私を殴ってやりたい。

予想外の結果と混乱

しかし、恐ろしいことに、15万円は2週間ほどで95万円になったのである。 なんじゃ、こりゃあ？？？ 見間違いかあ？ 見間違いではない。残高は95万円となっている。しかし、その下の有効証拠金というのは、なぜか50万円になっている。 何これ？ 有効証拠金？ よく分かんないや。 儲かってるからいいや。

FXの基礎知識（後付け）

証拠金とは？

FX取引をするには、元手が必要だ。業者に元手を「証拠金」として差し入れることで、取引できるようになる。通常は現金をFX口座に入金する行為となる。これが「証拠金取引」と言われる所以なのだ。証拠金があれば、その何十倍もの取引が可能となる。１万円の証拠金があれば、２０万円の売買が可能となる。これを「レバレッジ取引」とも呼ぶのだ。

レバレッジとは？

少ない資金で大きな取引ができる、素晴らしい仕組みのことである。例えば、10万円の証拠金で、レバレッジ25倍の取引を行うと、10万円×25倍=250万円分の通貨を売買できることになるのだ。 最初に考えたやつはすごい。

ちなみに、gemforexではレバレッジ1000倍だったので、１万円で1000万円分の通貨を売買できた。 1万円で1000万円分を売買…それ、やばくない？ うーん、別にやばくなかったっす。 1000倍から入ったので、それが当たり前だったから、逆に25倍とかぬるくてやってられないっす。

このまま大儲けできるのか？

この95万円は、私のFX旅の序章に過ぎなかった。この出来事が、やがて私をもっと深いFXの世界へと導くことになるとは… ※注意：実際は様々な要素と法律が複雑に絡み合う魑魅魍魎な世界がFXなので、そんな単純なものではないです。