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AI活用

AIにやらせる図解術:面倒な情報整理を丸投げしてみた結果

AIにやらせる図解術:面倒な情報整理を丸投げしてみた結果のイメージ

よくある質問 (FAQ)

グラフィックレコーディング(グラレコ)とは何ですか?

記事によると、グラレコとはグラフィックレコーディングの略で、会議やプレゼン、ニュースなどの内容を図やイラストを使って視覚的に記録する手法です。文字だけより図解の方が分かりやすいという特徴がありますが、作成には労力と絵心が必要です。

「三段重ねAI活用法」の手順は?

記事で紹介されている手順は以下の3段階です。1)検索AIで情報収集、2)複数の検索結果を統合、3)生成AIでグラレコ化。肺となるポイントは「同じプロンプトを異なるLLMで書き直させる」ことで、単一の検索だと偏りが出る問題を解決し、複数のAIに聞いて総合するというアプローチです。

この方法の利点は何ですか?

記事では4つの利点が挙げられています。1)情報の多様性確保:単一の検索結果に頼らず、複数の視点から情報を集められる、2)自動的な情報整理:AIが情報の重要度や関連性を判断してくれる、3)視覚的理解の促進:文字の羅列よりも、色や形で区別された情報の方が脳に入りやすい、4)時間の節約:人間がやると数時間かかる作業が数分で完了。AIに任せることで自分の「先入観」が入り込む余地も減るという副次的効果もあります。

この方法の課題は何ですか?

記事では3つの課題が指摘されています。1)検索プロンプトの質が結果を左右する、2)AIによる情報の取捨選択が必ずしも最適とは限らない、3)視覚表現はまだ単調で、人間のクリエイティブなグラレコには及ばない。特に最後の点については、現状では「機能的だが芸術的ではない」図解になりがちだとされています。

この方法が特に役立つ場面は?

記事では以下のような場面で特に役立つと紹介されています:技術動向のウォッチング、競合分析、複雑なコンセプトの説明資料作成、プロジェクト情報の整理。著者自身、日々の情報収集が苦痛だったが、この方法を使うことでかなり楽になったと述べており、「AIにやらせられることは全部AIにやらせる」という怫け者の知恵が意外と効率的と評価しています。

LinkedInを眺めていたら「検索AIの結果を生成AIでグラレコにさせると便利」という投稿が目に留まった。

「グラレコ?何それ?」

最初は意味すら分からなかった。調べてみると、グラレコとはグラフィックレコーディングの略で、会議やプレゼン、ニュースなどの内容を図やイラストを使って視覚的に記録する手法らしい。確かに、文字だけより図解の方が分かりやすいのは間違いない。

まあ確かにそうなんだろうが、問題は「誰が」その面倒くさい作業をやるかだ。グラレコは良いが、自分で描くのは面倒くさい。そもそも絵心もない。情報整理は必要だが、それを視覚的にまとめる労力と能力が自分には欠けている。

そこで思いついた。その投稿によれば、これ、AIにやらせられるらしい。検索AIで情報を集めて、それを生成AIにグラレコ化させるという流れ。これはちょっと試してみる価値があるかもしれない。

「三段重ねAI活用法」を思いついた

調べれば調べるほど情報が増え、混乱するだけという悪循環に陥りがちな今の時代。そこで考えたのが、AIを3段階で使う方法だ。

  1. 検索AIで情報収集
  2. 複数の検索結果を統合
  3. 生成AIでグラレコ化

手順としては単純だが、肝は「同じプロンプトを異なるLLMで書き直させる」というところにある。単一の検索だと偏りが出るし、要約されすぎると詳細が失われる。複数のAIに聞いて総合するというアプローチだ。

正直なところ、この方法を思いついたのは完全な偶然だ。しかし、やってみると意外と上手くいく。

実験:生成AIの最新ニュースをグラレコ化

試しに「生成AIの最新ニュース」というテーマで実験してみた。

まず、Perplexityで検索プロンプトを生成してもらった。Claudeに依頼したプロンプトは以下の通り:

   「最新の生成AI技術の進展や新しいモデル、ビジネス応用、倫理的課題について教えてください。直近1ヶ月以内の最新ニュースに焦点を当て、特に注目すべき動向や革新的な事例を含めてください。」

最初の結果が思ったより要約されていたので、より詳細な情報を求めるようプロンプトを調整した:

   「生成AIに関する最新ニュース(直近1ヶ月以内)を5つ以上リストアップし、各ニュースの主要ポイント、関連企業、技術的特徴、および市場への影響を詳細に説明してください。要約ではなく、個別の詳細なニュース項目が必要です。」

同じ検索エンジンでも異なる結果が得られるようになった。これはAIの「思考の癖」みたいなものを変えることで、多角的な情報が得られるということだろう。

複数の検索結果を得た後は、それらをすべてClaude(このAIのこと)に渡して、グラフィックレコーディング形式で視覚化してもらった。その際のプロンプトはこんな感じだ:

   検索結果を提供します。グラレコにしてください。文字が図形内に収まるように、見やすく配置してください。
表形式の単純なレイアウトにしてください。
検索を1回で済ますのではなく、同じプロンプトを異なるLLMで書き直しさせるのがポイントのように思います。

[ここに検索結果をペースト]

シンプルなプロンプトだが、「表形式の単純なレイアウト」や「文字が図形内に収まるように」といった具体的な指示が効いたようだ。

結果がこれだ:

(ここにSVGのグラレコが表示される)

正直、期待以上の出来だった。単に情報を羅列するだけでなく、カテゴリ分けして色分けし、視認性も良い。人間がやろうと思ったら、結構な時間がかかるだろう。

なぜこの方法が効果的なのか

この「三段重ねAI活用法」の利点は明らかだ:

  1. 情報の多様性確保:単一の検索結果に頼らず、複数の視点から情報を集められる
  2. 自動的な情報整理:AIが情報の重要度や関連性を判断してくれる
  3. 視覚的理解の促進:文字の羅列よりも、色や形で区別された情報の方が脳に入りやすい
  4. 時間の節約:人間がやると数時間かかる作業が数分で完了

それに、AIに任せることで自分の「先入観」が入り込む余地も減る。意外と見落としがちな点だが、人間は無意識のうちに自分の考えに合う情報を選びがちだ。AIはその点、冷静に全体を見てくれる。

まあ、AIにも偏りはあるのだが、複数のAIを使うことでその問題も緩和される。

課題と改善点

もちろん、完璧な方法というわけではない。いくつか課題も見えてきた:

  • 検索プロンプトの質が結果を左右する
  • AIによる情報の取捨選択が必ずしも最適とは限らない
  • 視覚表現はまだ単調で、人間のクリエイティブなグラレコには及ばない

特に最後の点は今後のAI発展で改善されるだろうが、現状では「機能的だが芸術的ではない」図解になりがちだ。

実用性と応用範囲

この方法は特に以下のような場面で役立つと思う:

  • 技術動向のウォッチング
  • 競合分析
  • 複雑なコンセプトの説明資料作成
  • プロジェクト情報の整理

私自身、日々の情報収集が苦痛だったが、この方法を使うことでかなり楽になった。完璧じゃなくても、自分で全部やるよりは断然マシだ。

要は「AIにやらせられることは全部AIにやらせる」という怠け者の知恵なのだが、これが意外と効率的なのだから面白い。

最後に

情報過多時代の対処法として、この「三段重ねAI活用法」は一考の価値がある。誰でも簡単に試せるし、特別な知識も必要ない。面倒な作業はAIに任せて、人間はその結果を解釈して活用するという役割分担が、これからのスタンダードになるのではないだろうか。

もっとも、こんなことをブログに書いておいて、数年後に「なんて当たり前のことを偉そうに書いていたんだ」と自分で笑うことになるかもしれないが。

技術の進化は予測不能だ。今日の革新的な方法も、明日には当たり前になる。だからこそ、常に新しい「楽をする方法」を探し続けるのが、ITの世界で生き残るコツなのかもしれない。