「バレなければいい」文化とAI時代の開発パートナー選定
よくある質問 (FAQ)
オフショア開発で発見された「バレなければいい」文化とは何ですか?
品質が隠蔽される契約構造とはどのようなものですか?
AI時代におけるオフショア開発の問題点は何ですか?
AIの開発における優位性は何ですか?
表面的に動作するシステムの真の問題は何ですか?
開発パートナー選定において重要な評価基準は何ですか?
前回の記事では、オフショア開発で発見された具体的な品質問題について分析しました。 今回は、その背景にある構造的な問題と、AI時代における開発パートナー選定について考察します。
「バレなければいい」文化の恐ろしさ
前回明らかになったのは、技術力の問題以上に深刻な職業倫理の欠如です。
彼らの思考プロセスは恐らくこんな感じでしょう:
- コンソールにエラーや警告が出る
- でも画面は動いている
- 日本人の管理者SEはF12キーなんて押さない
- だから放置してOK
この「バレなければいい」という精神こそが、最も深刻な問題です。
品質が隠蔽される契約構造
今回の契約構造は以下のようになっていました:
クライアント(素人)→ SIer(管理者SE)→ オフショア開発(ベトナム)
もし私がこのプロジェクトに関わっていなければ、クライアントはこの状況を知らないまま、表面的には問題なく動いているシステムを使い続けていたことになります。
- クライアント:F12キーを押すことはない
- 管理者SE:開発者コンソールを確認しない
- オフショア開発者:「バレなければいい」精神
つまり、誰も品質問題に気づかない構造が出来上がっていたのです。
これが最も恐ろしい点です。表面的には正常に動作するため、品質の低さが隠蔽され続ける仕組みになっていました。
AI時代におけるオフショア開発の終焉
皮肉なことに、今回の問題をAIに相談したところ、即座に正しい解決策を提示してきました。 警告の意味を説明し、なぜそれが問題なのかを解説し、正しい実装方法を教えてくれました。
AIは「面倒だから」とは言いません。「バレないから」とも言いません。
AIは誠実です。エラーがあればエラーがあると報告し、解決方法を提示します。 知らないことは知らないと答えます。警告を無視することもありません。
※たまに知ったかぶりをします。ハルシネーションと呼ばれます。
AIの圧倒的な優位性
今回明らかになったのは、次のことでした:
- 基本的な品質管理の放棄
- 「バレなければいい」という職業倫理の欠如
- AIという解決手段があるのに使えない無能さ
このような開発者に、なぜ企業は高い外注費を払っているのでしょうか。
AIの方が優れています:
- 誠実(嘘をつかない、隠さない)
- 正確(最新のドキュメントに基づく実装)
- 迅速(24時間365日、即座に回答)
- 安価(人件費の数十分の一)
もはや人間にシステム開発を任せること自体がリスクです。 特に「バレなければいい」という精神の開発者に任せることは、企業にとって最大のリスクと言えるでしょう。
AIなら最初から正しく作る
AIに同じタスクを依頼した場合、警告が出ないコードを最初から生成します。 なぜなら、AIは最新のベストプラクティスに基づいてコードを書くからです。
人間のように「面倒だから後回し」「バレなければいい」という判断はしません。
地獄の修正作業—現実はもっと悲惨だった
前回の記事を書いた後、さらなる現実が待っていました。
この後も多数のページで警告がコンソールに表示され、修正に追われたのでした。
もはや文句を言う気力もありません。粛々と直すだけです。これが諦観なのですね…涙
彼らが「納品」したシステムは、機能としては動作するものの、品質面で多くの課題を抱えていました。 表面的には正常に動作するが、開発者コンソールには警告とエラーが溢れている状態。 品質チェックが十分に行われていなかった結果がこれです。
まとめ
オフショア開発を検討している企業への教訓として、この一連の記事を書きました。
表面的に動作するシステム ≠ 品質の高いシステム
重要なのは、開発パートナーの選定において、技術力だけでなく品質管理への姿勢や職業倫理を慎重に評価することです。
AI時代において、「バレなければいい」という精神の開発者は淘汰されるべき存在です。 企業は、より誠実で透明性の高い開発パートナーを選択することで、真の価値を得ることができるでしょう。
この経験から学んだ教訓が、今後の開発プロジェクトの成功に役立てば幸いです。