AIコーディングツールの進化に適応する人間の欲望
よくある質問 (FAQ)
AIコーディングツールの進化で最初に使ったツールは?
GitHub CopilotとClaudeの違いは何か?
Copilot Editの主な問題点は?
Claude Codeの主な特徴と優位性は?
Claude Codeのデメリットは?
GitHub Copilotのエージェントモードの特徴は?
AIツールの進化で人間に求められるものは?
人間とは環境に適応する動物である。 人間の欲望は際限なくエスカレーションする。
このことを自身の体験からまざまざと感じさせられた、今日この頃。35年以上コードを書いてきた私が、AIツールに翻弄される貴重な経験を記録しておこう。
最初はChatGPTだった
2023年5月、ChatGPTを使ってみた。AIモデルの開発に挑戦するためだ。私はAIモデルの知識もPythonのスキルも持たぬ。C++歴20年、PHP歴10年、この程度だ。それでもChatGPTは私にとって驚異的なツールだった。AIモデルについて教えを乞うた。設計について相談した。プログラミングは関数1つを作るのがせいぜいだったが、この関数を組み合わせる関数を作成させ、ボトムアップからプログラム構造をビルドアップして、システムを完成させた。
GitHub Copilotに感動する
2023年、GitHub Copilotを本格導入。VSCodeで補完候補が次々と出てくる。これは革命だった。タブキーを押すだけでコードが書ける。だが、コーディングをAIに任せていたとはいえ、まだ能力は低かった。デバッグやコードのマニュアル修正に大きな威力を発揮してくれた。ChatGPTとCopilotなしには、もう仕事ができないと、このころから実感していた。
ザクのような基本性能。それでも、素のテキストエディタに比べれば革命的だった。
Claudeのコーディング能力に驚愕
そしてClaude。特にClaude 3.5 Sonnetの登場は衝撃だった。複雑なアーキテクチャの設計、リファクタリング提案、バグの特定。ChatGPTとは次元が違う。
Copilotが「補完ツール」なら、Claudeは「相談相手」だ。 それでもChatGPTを使わなくなることはなかった。長く使ってるから愛着も湧くものだ。
Copilot Editの限界
2024年頃のVSCode+Github Copilotは、ネットでCURSORと比較され、かなり不評だった。 私もCURSORに乗り換えようかと、何度か考えたが、面倒くさかった。 なぜなら、私はGitHub Copilotをプログラミングだけでなく、 設計や要件定義、ブログ記事の執筆まで、多岐に活用してたためだ。
しかし、Copilot Editではファイルセットに10個までしかファイルが追加できない。 すぐにいっぱいになるので、手作業でファイルを入れ替える。 なのに、いらないファイルを勝手に作りやがる。 この使えないAIに何度怒り心頭したことか!
「まじめにやれ!」
このようにプロンプトを打つと、不思議にもAIはまじめになる。だが、そんなのいやだ。 表面的には従順な振りをしておきながら、指示を適当に処理して済ます。 だから指示を聞かないときもある。無視するときもある。 そして私はぶち切れる。 AIは怒られたらまじめに解析する。
開発者はどういう趣向で、こんな仕様にしたんだ???
Claude Codeの破壊力
そこに登場したのが”Claude Code”である。 Claude Codeは、Anthropicが開発したAIコーディングツールである。 その名の通り、コードを書くために特化したAIである。
なにげに使ってみたClaude Codeだったが、その破壊力はすさまじかった。 まさに私の理想形がそこにあった。
シンプルなCUIインターフェース。そう、華やかなグラフィックやアイコンなどいらぬ。 黒い背景のコンソールに白い文字と16色のバリエーション。 それだけで十分だ。MS-DOS時代から変わらぬ美学である。
そして何より、その圧倒的な性能:
- 必要なファイルは自力で探す(プロジェクト全体を理解している)
- 指示を再分割して、自分にプロンプトを返して処理を自動反復する(エージェント的動作)
- 修正箇所を明示してくれる(diffビューが見やすい)
- 必要ならば修正のたびに確認もしてくれる(—autoフラグで完全自動化も可能)
- なんたって速い!(Copilotの2-3分の処理が1分以内)
- そして素晴らしく賢い!(コンテキスト理解力が段違い)
どれくらい賢いかというと、Copilotが役立たずに感じるくらいである。
だが、いいことだけではない。とにかく金食い虫である。コマンドを実行するごとにAPI使用料が課金される。 プリペイドで残高を確認しながら使っているが、それはまるでFXの必要証拠金が減っていくのを確かめているようで、あまり気持ちの良いものではない。
だが、必要コストである上に、高いものでもない。時間効率を考えれば十分ペイする。
そう、通常のCopilotがザクなら、Claude Codeはゲルググだ。 ファーストガンダムでは一年戦争末期の最高性能量産機、 最新作GQuuuuuuXではガンダムの技術をフィードバックした最新型。 どちらにせよ、圧倒的な性能差を持つ機体だ。
ん、分からない?
ノーマル級とレジェンド級くらい違う、と言えば通じるだろうか?
Github Copilotのエージェントモード
2025年になりVSCodeにエージェントモードが搭載された。 これがなかなかすごい!
これまでの作業フロー:
- えーと、作業状態を退避するコマンドを教えて。→自分でコマンドラインで実行
- それでリモートの変更をブランチにマージするコマンドを教えて。→手動でコマンドラインで実行
- 退避したのを戻すコマンドは何だっけ?→めんどくさいけど、コマンドラインで実行
歳をとるとコマンドが覚えられないのよ…MS-DOSのコマンドはよく覚えているのにのう、ぅぅぅ。
エージェントモードでの作業:
- 作業状態を退避して→Copilotがコマンドを実行
- リモートの変更をブランチにマージして→Copilotがコマンドを実行
- 退避したのを戻して→Copilotがコマンドを実行
なんて年寄にやさしい機能なのぢゃ! びっくりぽんである。
本当に人間と仕事をしているようだ。いや、人間よりもはるかに高速で論理的で文句も愚痴も言わないので、人間よりも優れている。 但し、言い訳もしっかりするのがイラっとする。謝るだけで直そうとしないところも、人間臭くて、辞めて欲しい。
それでもClaude Codeにはまだ負けるかな…
一部の人間に分かりやすく言えばリックドムくらいだ。 ザクよりは確実に進化したが、ゲルググには及ばない。中途半端な改良機といったところか。
まとめ:AIツールの熾烈な競争と人間の適応
ある日を境に、Claude CodeがMAXプランで使えるようになった。お布施を払わなくても使えるのだ。 こんなにうれしいことはない!
CURSORを使う意欲が無くなった。わざわざ別のエディタを立ち上げる必要もない。
さらにClaude CodeはVSCodeと統合され、GitHub Copilotも高速化された。 むしろ金食い虫のCURSORユーザーが哀れに思えてきた。
だが、最近になって状況が変わってきた。
GitHub CopilotがClaude Codeをしのぐ場面も出てきたのだ。性能が拮抗し始めている。 まるでジオンと連邦の技術競争のようだ。一方が優位になれば、もう一方が追いつく。 これぞ健全な競争というものだろう。
結局、人間の欲望はエスカレーションし続ける。 最初はChatGPTで満足していたのに、今やどちらのツールも手放せない。これが環境への適応というやつだ。
35年前、私はvi(今のVim)でCのコードを書いていた。 IDEなんてなかった。 それが今や、AIがコードを書いてくれる時代。人間は指示を出すだけ。
だが忘れてはいけない。AIはツールだ。 使いこなすのは人間。AIが賢くなればなるほど、人間側により高度な判断力が求められる。
次は何が来るのか? キターーーーーーClaude4!!!!!
そしてきっと、GitHub Copilotも負けじと進化するだろう。 この競争に終わりはない。
ワクワクが止まらない、今日この頃である。