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技術革新

CloudflareのGoogle Search Console対応方法

CloudflareのGoogle Search Console対応方法のイメージ

CloudFlareにカスタムルールが追加できない

また一人だ。結局、頼れるのは自分しかいない。誰も助けてくれるわけじゃない。還暦も近いのに、こんな孤独な戦いを続けなきゃならないなんて…。CloudflareとGoogle Search Consoleの狭間で迷子になっている自分が、ますます虚しく思える。ウェブサイトをリニューアルして、古いページはリダイレクト、新しいページはすべて完璧に作ったつもりだ。サイトマップも用意して、Google Search Consoleに送信した。

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…でも、何もかもがうまくいかない。昔のページは削除されないし、新しいページはGoogleに認識すらされない。エラーメッセージが次々と出てくる。403、404…まるで私の人生がエラーを積み重ねているかのようだ。頑張って進めてきたつもりだったのに、ウェブサイトを閉じた時期もあって、登録されたページがなくなってしまった。それに加えて、Cloudflareを導入してからは、一部のページがインデックスされなくなり、構成を変える前のものが残っている。

いずれにしても、サイトマップは正常に読み込まれているのに、インデックス登録をリクエストするとエラーが頻発する。SEOに大きな問題が残るのが心配だ。これを放置するわけにはいかない。

もう後回しにできない。時間ばかりが過ぎていく。サイトのアクセス数も少しずつ増えてきて、ついにこの問題に正面から向き合うしかなくなった。誰も助けてくれない。孤独にこの苦しい戦いを続けるしかない。

それにしても、CloudflareがGoogleボットを邪魔しているのは明白だ。解決方法もわかっている。WAFにルールを追加すればいいんだ。簡単だと思っていた。そう、思っていたんだ…。でも、現実はそう甘くなかった。

「使用可能なルールの**0うち5**を使用しました。」

「0うち5」?何だ?この意味不明な表示は?まるで私を嘲笑っているかのように思える。日本語もおかしい上に、0個から5個を使用中と言っている。カスタムルールなんて1ミリも作成した覚えがない。試しにカスタムルールの追加を幾度となく試しても、ルールはまったく保存されず、展開もされない。

何かが狂っている。いや、狂っているのは私の頭の方かもしれない。

次に、別のアプローチを試してみた。AIは言っていた。GoogleボットはJSチャレンジに対応していると。それが真実かどうかもわからないけど、試してみるしかない。Google Search Consoleからインデックス登録をリクエストする。しかし、また失敗だ。失望感が胸に押し寄せる。どれだけやっても結果が出ない。時間ばかりが過ぎていく。焦りがどんどん膨らんでいく。

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英語でも日本語でも、ネットで調べまくる。同じ問題に直面している人たちがいるのはわかるが、みんなうまくやっているようだ。何が違うんだ?どうして自分だけがこんなに苦しんでいるんだ?Cloudflareのコミュニティの投稿を大量に読んでみても、具体的な答えなんて得られない。読めば読むほど、自分が取り残されていく感覚に襲われる。孤独感がますます強まっていく。もしかして、これも商売の罠か?月20ドルの有料プランにアップグレードさせるために、わざとこんな問題を仕組んでいるんじゃないか?

もう疑心暗鬼だ。

アメリカの企業なんて、みんなそうやって日本の零細企業からですら、なけなしの金を巻き上げようとしているんだろう。MailChannelsも無料から一気に月70米ドルに超値上げした。フリープランじゃだめなのか?プロ版にアップグレードして、毎月20米ドルを上納せねばならないのか?それしか道は残されていないのか?だがプラン別比較にも、フリープランはWAFに5ルールまで設定できるとある。これは嘘なのか?JAROに通報したほうがいいのだろうか?

焦燥感がさらに私を追い詰める。

まさかのバグ、ようやく追加

だが、その瞬間、ひらめいた。

もしかして… 言語設定が問題なんじゃないか? そうだ、言語を英語に切り替えてみよう。

“You have used 0 out of 5 available rules.”

驚いたことに、表示が変わった。「5個中0個使用中」。やはり翻訳ミスだった。こんな基本的なことすらまともにできないのか?大企業がこの程度のことでユーザーを困らせるなんて、やりきれない怒りが込み上げてくる。 ※現在は修正されました。

ようやくカスタムルールを追加できた。設定はAIに従った。

Google-InspectionTool許可

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そして、Google Search Consoleに再びインデックス登録をリクエストする。 alt text

ようやく…成功だ。正常に処理された。イベントログを見ても、大量のリクエストが出以上に処理されているのが分かる。

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こんなにうれしいことはない。

GoogleBotのIPアドレス

だが、まだ終わっていない。エージェントを偽装したボットに好き放題やられないよう、もうひとつ手を打つ必要がある。GoogleBotのIPアドレスを取得し、リストにまとめる。

1.下記を参照してGoogleBotのアドレスを入手する。

https://developers.google.com/search/apis/ipranges/googlebot.json

これをAIに整形させ、リストにする。

   192.178.5.0/27
192.178.6.0/27
34.100.182.96/28
2001:4860:4801:93::/64
2001:4860:4801:c::/64
2001:4860:4801:f::/64

IPv4とIPv6を含む。実際には200行以上ある。

2.CloudFlareで「アカウントの設定>構成>リスト」で「リストを作成する」をクリックする。

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  1. 識別子に googlebot と入力し、作成をクリックする。

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4.作成したCSVファイルをアップロードする。

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5.リストに追加する

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6.リストに反映された。

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7.ルールに追加して保存する。

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これで問題ない。念のため、Google Search Consoleからインデックス登録をリクエストしてみる。と思ったら、エラーを起こしていたページがすべて登録済みになっていた…

いや。www.flayd.jpがエラーを起こしていたので、インデックス登録をリクエスト。

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やっと、これで終わった。安心して眠れる。

長かった戦いも、ようやく一区切りだ。

だが、この孤独な道のりは誰にも理解されないかもしれない。同じ問題に直面しているエンジニアたちよ、もしこれが君たちの助けになれば幸いだ。